狭い日本といえど、その風土に培われた伝統食は素晴らしい。
ホテルや料亭の豪華なおせちには手が出ないが、さして伝統もないわが家でも、一応伝来のおせちを踏襲している。
お雑煮は、当地博多のお雑煮が一番美味しいと自負しているが、
他県の方も当然、自分の生まれ育ったところの味が一番だろう。
御屠蘇・・・新潟「八海山」(頂き物)
御雑煮
出し・・・焼きアゴ(長崎五島産で飛び魚を焼いたもの)、羅臼昆布、椎茸(熊本県菊池市原木椎茸こだわりの会産)、するめ(対馬産)
餅・・・自家製杵つき丸もち(ゆでる)
カツオ菜(これがなくては博多雑煮といえない)、金蒔人参、里芋、大根(お椀の下に敷く)
鯛、車えび・・・糸島郡福吉産
かまぼこ・・・・大川市「志岐のかまぼこ」製で無添加
数の子・・・北海道産の原卵(無漂泊)
黒豆・・・・・丹波(高いのが難)
田作り・・・唐津市湊産
タタキ牛蒡・・・ゴマ(大分耶馬溪産)、牛蒡(自家製)
がめ煮・・・糸島地鶏、蓮根(佐賀白石産)、手作りコンニャク(天草からの頂き物)、椎茸(上記)、大根、ゴボウ、人参、里芋
※野菜類は自家製有機栽培
※砂糖、塩は精製していないのを使っているので、煮物、酢の物がビジュアル不向きでツライところ(泣)
海山の滋養が、すばらしいハーモニーを醸し出す
お正月には漆器がフル稼働。 箸はクリハイバシ(栗の木を削ったもの)